工務店面談の3回目はS社。
S社は、世界中の工務店の中で、建築現場である実家から最も近いところにある工務店です。
また、面談に出てこられたのは、僕の中学の1コ上の先輩です。
何か縁を感じますな。
特徴的なのは、見積もり依頼の際に重量鉄骨工法希望と伝えていたにもかかわらず、KES構法という木造特殊金物工法を提案してきたことです。
以下レポートです。
◎ KES構法について
・家の寿命を長くし、家を資産として捉えるという観点で開発された
・木造+金物が特徴の工法である。木造でありながら、構造計算が容易に行える。
・木造と鉄骨のいいところを集めたような家になる。
・2×4は壁がたくさん必要で、開口部も取りにくい。在来工法も柱がたくさん必要。同じ木造でも、これらの工法はリフォームに制限が出る。
・孫の代まで、100年住宅を目指すKES構法は、将来的なリフォームにも対応しやすい工法である。
・柱を基礎に緊結し、引抜き強度は在来工法の5倍に達する。
・土台はヒバ材で、サッシがない壁は2×4と同じ造りにしている。
◎ セルローズファイバー
・10年くらい前から知られるようになってきた。
・S社が広島地区初施工。
・調湿機能がある。昔の蔵の土壁と同じ。
・キオスクで売れ残った新聞紙を原料とするので、原料は不潔なものではない。
・石油系の断熱材と比べて燃えにくい。火を当てたところは燃えるが、延焼はさせない。
・ホウ酸が入っているので、虫を寄せない。微量なので人体への危険はない。
◎ シックハウス対策
・世間で言われるような接着剤だけでなく、ホコリやダニもシックハウスの原因。
・FFCという、室内環境対策を行う。
・FFC処理の原液は、化学物質を分解する効果がある。(プラカラーを水に溶かし、混ぜ合わせたあとにFFC原液を入れると、しばらくすると水とプラカラーに分離する実演を行った)
・構造材・仕上材にFFC処理をする。(床・天井・壁下地)
・人生で呼吸する空気の6割は自宅の空気であるといわれる。自宅の空気環境は、第二の体内環境と言える。そのため、S社ではFFCを標準仕様としている。
◎ 音の問題
・鉄骨造は床にコンクリートを張るからうるさくない。2×4は壁が太鼓状になっているので、音がよく響く。
・KESは木造だが、床にALCを張るので静かにできる。
◎ 防水の問題
・FRP防水を考えている。ボートの船体と一緒で、漏れることはない。
・万が一水が回ったときのことを考えると、実は鉄骨のほうが弱い。
・鉄骨はよく揺れるので、防水シートの角が浮くことがあり、メンテナンスが非常に大切になってくる。KESではその心配は低い。
◎ その他
・地盤改良の費用は、鉄骨より安いのは確実。周りへの影響(不安感を与える等)も少ない。
・工期は、地鎮祭を行ってから3ヶ月が標準。
・重量鉄骨で発生する、柱形が現れるようなことはない。
・内壁仕上の「エコドマスウォール」とは、多孔質の塗壁で、調湿機能を持つ。
・外壁はサイディングの上に塗装して仕上げる
・タイベックシルバーという断熱フィルムを、屋根下にも壁にも入れる
・断熱サッシで見積もっている。ALC用は資材価格・工賃ともに高いが、KESでは普通の木造用サッシをつけることができる。
・1階の風呂を在来工法にしたのは勘違いである。ユニットバスでもよいなら、コストダウン可能。
・屋根は、一番外側がガルバリウム鋼板、アスファルトルーフィングの下地、その下は空気層で排気に留意。天井裏に断熱材を敷く。
S社は、世界中の工務店の中で、建築現場である実家から最も近いところにある工務店です。
また、面談に出てこられたのは、僕の中学の1コ上の先輩です。
何か縁を感じますな。
特徴的なのは、見積もり依頼の際に重量鉄骨工法希望と伝えていたにもかかわらず、KES構法という木造特殊金物工法を提案してきたことです。
以下レポートです。
◎ KES構法について
・家の寿命を長くし、家を資産として捉えるという観点で開発された
・木造+金物が特徴の工法である。木造でありながら、構造計算が容易に行える。
・木造と鉄骨のいいところを集めたような家になる。
・2×4は壁がたくさん必要で、開口部も取りにくい。在来工法も柱がたくさん必要。同じ木造でも、これらの工法はリフォームに制限が出る。
・孫の代まで、100年住宅を目指すKES構法は、将来的なリフォームにも対応しやすい工法である。
・柱を基礎に緊結し、引抜き強度は在来工法の5倍に達する。
・土台はヒバ材で、サッシがない壁は2×4と同じ造りにしている。
◎ セルローズファイバー
・10年くらい前から知られるようになってきた。
・S社が広島地区初施工。
・調湿機能がある。昔の蔵の土壁と同じ。
・キオスクで売れ残った新聞紙を原料とするので、原料は不潔なものではない。
・石油系の断熱材と比べて燃えにくい。火を当てたところは燃えるが、延焼はさせない。
・ホウ酸が入っているので、虫を寄せない。微量なので人体への危険はない。
◎ シックハウス対策
・世間で言われるような接着剤だけでなく、ホコリやダニもシックハウスの原因。
・FFCという、室内環境対策を行う。
・FFC処理の原液は、化学物質を分解する効果がある。(プラカラーを水に溶かし、混ぜ合わせたあとにFFC原液を入れると、しばらくすると水とプラカラーに分離する実演を行った)
・構造材・仕上材にFFC処理をする。(床・天井・壁下地)
・人生で呼吸する空気の6割は自宅の空気であるといわれる。自宅の空気環境は、第二の体内環境と言える。そのため、S社ではFFCを標準仕様としている。
◎ 音の問題
・鉄骨造は床にコンクリートを張るからうるさくない。2×4は壁が太鼓状になっているので、音がよく響く。
・KESは木造だが、床にALCを張るので静かにできる。
◎ 防水の問題
・FRP防水を考えている。ボートの船体と一緒で、漏れることはない。
・万が一水が回ったときのことを考えると、実は鉄骨のほうが弱い。
・鉄骨はよく揺れるので、防水シートの角が浮くことがあり、メンテナンスが非常に大切になってくる。KESではその心配は低い。
◎ その他
・地盤改良の費用は、鉄骨より安いのは確実。周りへの影響(不安感を与える等)も少ない。
・工期は、地鎮祭を行ってから3ヶ月が標準。
・重量鉄骨で発生する、柱形が現れるようなことはない。
・内壁仕上の「エコドマスウォール」とは、多孔質の塗壁で、調湿機能を持つ。
・外壁はサイディングの上に塗装して仕上げる
・タイベックシルバーという断熱フィルムを、屋根下にも壁にも入れる
・断熱サッシで見積もっている。ALC用は資材価格・工賃ともに高いが、KESでは普通の木造用サッシをつけることができる。
・1階の風呂を在来工法にしたのは勘違いである。ユニットバスでもよいなら、コストダウン可能。
・屋根は、一番外側がガルバリウム鋼板、アスファルトルーフィングの下地、その下は空気層で排気に留意。天井裏に断熱材を敷く。
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