常々、いえづくりに関する“坪単価”というものに疑問を持っている。
仕様や性能が変われば坪単価も変わるというのももちろんだが、僕は年数を加味しなきゃいかんだろうと思う。
すなわち、坪単価が30万円の家が30年で建替えを余儀なくされるのなら、坪単価50万円の家が60年持つほうが安いという見方もあるわけで、
建築費÷坪数÷実際に住める期間
という計算式による“四次元坪単価”のような概念も必要なのではないだろうか。
それに基づくと、世間的に「坪単価が高い」と言われているSH社やA社も、四次元坪単価は決して高くないと言えるのかもしれない。
そういう話をまずした第4回目の家族会議(土曜日の昼間に開催)の出席者は、タカシ・マリコ・ユキコ・ヒデトシだった。
プレゼンテーションの際提出いただいた資料によると、そして実際のところもそうだろうが、建築費は
SH社>SS社>W社
という順序になっている。
面積は大差ないから、坪単価も同様の順序になる。
しかし、四次元坪単価がどうかということになると、もしかしたらSH社が一番高いということにはならないかもしれない、という話になった。
ここまでの話を共通認識できたところで、どこの企業さんに頼もうかという話になったが、タカシとユキコがSH社、マリコとヒデトシがW社と、半々に割れた。
というよりも、プレゼンテーションの後も定期的に営業さんが連絡を取ってくれていたSH社は、大抵の内容を把握できているが、W社はそうではない。
それが不安と感じているのがタカシとユキコで、別に構わないと考えているのがマリコとヒデトシという構図だった、と言うほうが正確だろう。
不安だから良く分かったSH社にするといっても、プレゼン資料によるとその差は1000万円を越えているわけで、四次元坪単価に関わらず、不安を解消する対価が1000万円もかかるとは僕は思えない。
そこで、急遽W社を訪問して、当方の疑問をぶつけてみることにした。
以下は質疑の要約。
Q−見積の金額は目安になるとは思うが、仕様の変更等を行うと、いくらくらい変動があるものなのか?
A−(最近の見積資料を見せていただきながら)工種毎(屋根工事とか外壁工事など)に最安値と最高値の差を出したものを合計すると、50坪前後の家で700万円になる。坪単価にしたら14万円ということになる。選択する材質や工法の違いによって、ここまでの差が出る。たくさんの選択肢の中から、施主が最適な判断をできるように手伝うのが当社のサービスなので、金額的なものはハッキリ出しようがない。
Q−工務店のクレーム対応は本当に信用できるのか。大手ハウスメーカーのアフターのほうが安心できる気がするが。
A−一般的に言うと、大手ハウスメーカーは明らかに瑕疵があることへの対応は素晴らしいが、目に見えない不満に対しては「そんなものですよ」といった口調で対応してくれない場合もある。また、ハウスメーカーの社員が対応するのではなく、下請けの業者を行かせるだけの場合もある。工務店の場合、建てた職人が修理にも行くことになるので、より現場を知っているものが修理を行うことになる。
Q−仮に重大な欠陥が見つかって、訴訟を提起するようなことになれば、しょっている看板が大きいハウスメーカーを訴えるほうが有利になるのではないか。
A−住宅問題に精通した弁護士を抱えているハウスメーカーのほうが強敵だと思う。
他にもいろいろやり取りしたが、主要なものはこんな感じだった。
今日も結論は出なかったが、どんなリスクをどれくらいとれるのかを良く考えながら、なるべく早く結論を出せるようにしたい。
仕様や性能が変われば坪単価も変わるというのももちろんだが、僕は年数を加味しなきゃいかんだろうと思う。
すなわち、坪単価が30万円の家が30年で建替えを余儀なくされるのなら、坪単価50万円の家が60年持つほうが安いという見方もあるわけで、
建築費÷坪数÷実際に住める期間
という計算式による“四次元坪単価”のような概念も必要なのではないだろうか。
それに基づくと、世間的に「坪単価が高い」と言われているSH社やA社も、四次元坪単価は決して高くないと言えるのかもしれない。
そういう話をまずした第4回目の家族会議(土曜日の昼間に開催)の出席者は、タカシ・マリコ・ユキコ・ヒデトシだった。
プレゼンテーションの際提出いただいた資料によると、そして実際のところもそうだろうが、建築費は
SH社>SS社>W社
という順序になっている。
面積は大差ないから、坪単価も同様の順序になる。
しかし、四次元坪単価がどうかということになると、もしかしたらSH社が一番高いということにはならないかもしれない、という話になった。
ここまでの話を共通認識できたところで、どこの企業さんに頼もうかという話になったが、タカシとユキコがSH社、マリコとヒデトシがW社と、半々に割れた。
というよりも、プレゼンテーションの後も定期的に営業さんが連絡を取ってくれていたSH社は、大抵の内容を把握できているが、W社はそうではない。
それが不安と感じているのがタカシとユキコで、別に構わないと考えているのがマリコとヒデトシという構図だった、と言うほうが正確だろう。
不安だから良く分かったSH社にするといっても、プレゼン資料によるとその差は1000万円を越えているわけで、四次元坪単価に関わらず、不安を解消する対価が1000万円もかかるとは僕は思えない。
そこで、急遽W社を訪問して、当方の疑問をぶつけてみることにした。
以下は質疑の要約。
Q−見積の金額は目安になるとは思うが、仕様の変更等を行うと、いくらくらい変動があるものなのか?
A−(最近の見積資料を見せていただきながら)工種毎(屋根工事とか外壁工事など)に最安値と最高値の差を出したものを合計すると、50坪前後の家で700万円になる。坪単価にしたら14万円ということになる。選択する材質や工法の違いによって、ここまでの差が出る。たくさんの選択肢の中から、施主が最適な判断をできるように手伝うのが当社のサービスなので、金額的なものはハッキリ出しようがない。
Q−工務店のクレーム対応は本当に信用できるのか。大手ハウスメーカーのアフターのほうが安心できる気がするが。
A−一般的に言うと、大手ハウスメーカーは明らかに瑕疵があることへの対応は素晴らしいが、目に見えない不満に対しては「そんなものですよ」といった口調で対応してくれない場合もある。また、ハウスメーカーの社員が対応するのではなく、下請けの業者を行かせるだけの場合もある。工務店の場合、建てた職人が修理にも行くことになるので、より現場を知っているものが修理を行うことになる。
Q−仮に重大な欠陥が見つかって、訴訟を提起するようなことになれば、しょっている看板が大きいハウスメーカーを訴えるほうが有利になるのではないか。
A−住宅問題に精通した弁護士を抱えているハウスメーカーのほうが強敵だと思う。
他にもいろいろやり取りしたが、主要なものはこんな感じだった。
今日も結論は出なかったが、どんなリスクをどれくらいとれるのかを良く考えながら、なるべく早く結論を出せるようにしたい。
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